「外壁塗装や屋根修理などの住宅リフォームを考えているが、補助金や助成金の対象にならないだろうか?」
このようなお悩みがある方の為に、千葉県内の外壁塗装や屋根修理リフォームに利用できる補助金・助成金をまとめてみました!
- これから外壁塗装や屋根修理などの住宅リフォームを検討している
- 費用を抑えてリフォームをしたい
このようにお考えの方はぜひこちらの一覧をご活用ください。
千葉県で外壁塗装や屋根修理リフォームに利用できる助成金・補助金一覧【2023年版】
2023年時点で外壁塗装や屋根修理などの住宅リフォームに利用できる補助金・助成金はいくつかの種類に分かれます。
今回は利用したい工事種類別にまとめてみました。
①外壁塗装や屋根修理など、リフォーム工事全般に利用できるもの
まずリフォーム補助金・助成金について解説します。
こちらの制度は対象となる自治体に住んでいる方が行うリフォーム工事全てが補助対象となる制度です。
使い勝手が良く、ほとんどの工事が対象となるので外壁塗装や屋根修理などのリフォームももちろん対象です。
この補助金・助成金制度は行っている自治体が少ないので、もし住んでいる市区町村でこの制度があれば絶対に利用しておきたいところです!
この制度の メリット | ①ほとんどの工事が対象となるので非常に使い勝手がいい ②要件が簡単なので通りやすい |
この制度の デメリット | ①非常に人気の制度なので予算が尽きて終了してしまう事が多い ②そもそも制度を行っている市区町村が少ない ③補助額自体がさほど大きくない ④最低工事金額以上の工事のみ対象 ⑤長期優良住宅化リフォーム推進事業においてはインスペクションが必須 |
対象となる工事 | この制度の屋根工事、屋根塗装、外壁塗装、雨漏り修理、防水工事、その他住宅に関するリフォーム工事 |
補助金額 | この制度の対象となる工事費用の10~20%程度 長期優良住宅化リフォーム推進事業の場合:すべての対象工事を併せて最大250万円 |
主な利用要件 | この制度の・制度のある市区町村内に住んでいる事 ・制度のある市区町村内の業者に依頼する事 ・工事開始前に制度の申請を行う事 ・長期優良住宅化リフォーム推進事業においては、インスペクションにおいて指摘を受けている箇所の工事である事 など。 |
取り扱っている 主な団体 | この制度を市区町村、国土交通省 |
この制度が利用できる千葉県内の自治体や団体まとめ[詳細クリック]
②遮熱塗料の塗装に利用できるもの
この制度住宅の電気使用量などを減らすために家の遮熱性能を向上させることを目的とした屋根塗装・外壁塗装工事について補助する制度です。
家の遮熱性能が向上すればエアコンや暖房設備などを使用しないため経済的。環境にも優しいので、SDGsなどが注目されている近年、制度を導入する自治体が増えています。
こちらも補助金・助成金制度の中でも比較的使い勝手が良く人気の制度です。
築年数の要件などは無いことが多いので、家を建ててまだ数年だが塗装しておきたいという方でも利用できます。
この制度の メリット | ①塗装工事に利用できるので使い勝手がいい ②要件はあるもののさほど難しくない ③長期優良住宅化リフォーム推進事業においては千葉県内のどのエリアに住んでいても対象となる可能性がある |
この制度の デメリット | ①非常に人気の制度なので予算が尽きて終了してしまう事が多い ②そもそも制度を行っている市区町村が少ない ③補助額自体がさほど大きくない ④遮熱塗料によって補助対象外となる |
対象となる工事 | この制度の屋根遮熱塗装、外壁遮熱塗装 |
補助金額 | この制度の対象となる工事費用の10~20%程度 長期優良住宅化リフォーム推進事業の場合:すべての対象工事を併せて最大250万円 |
主な利用要件 | この制度の・制度のある市区町村内に住んでいる事 ・制度のある市区町村内の業者に依頼する事 ・工事開始前に制度の申請を行う事 ・長期優良住宅化リフォーム推進事業においては耐震改修工事や、断熱改修工事等の性能向上工事と併せて実施する事 など。 |
取り扱っている 主な団体 | この制度を市区町村、国土交通省 |
この制度が利用できる千葉県内の自治体や団体まとめ[詳細クリック]
※リンクをクリックすると各制度の詳細ページに移動します。
国土交通省-長期優良住宅化リフォーム推進事業合 |
③屋根の断熱に利用できるもの
遮熱とは違い、断熱材を充填することでエアコンや暖房設備などを使用しない環境を作る工事を断熱工事と言います。
屋根や屋根裏部分に断熱材を設置して建物の断熱効果を向上させる工事にも補助金・助成金が出る制度があります。
断熱材の種類は膨大な量あり、一般の方が把握することは難しいのでリフォーム業者と相談しながらどの工法・材料で施工するのかを決めるのが一般的です。
この制度の メリット | ①こどもエコすまい支援事業および長期優良住宅化リフォーム推進事業においては、千葉県内のどのエリアに住んでいても対象となる可能性がある |
この制度の デメリット | ①手続きが難しく、時間がかかる ②あくまでも断熱工事が対象なので、限定的である |
対象となる工事 | この制度の屋根断熱工事、屋根裏断熱工事 |
補助金額 | この制度のこどもエコすまい支援事業の場合:最大5万4千円 長期優良住宅化リフォーム推進事業の場合:すべての対象工事を併せて最大250万円 既存住宅における断熱リフォーム支援事業の場合:対象となる工事の1/3(上限120万円) |
主な利用要件 | この制度の・工事開始前に制度の申請を行う事 ・長期優良住宅化リフォーム推進事業においては耐震改修工事や、断熱改修工事等の性能向上工事と併せて実施する事 など。 |
取り扱っている 主な団体 | この制度を国土交通省、公益財団法人北海道環境財団 |
この制度が利用できる千葉県内の自治体や団体まとめ[詳細クリック]
※リンクをクリックすると各制度の詳細ページに移動します。
④建物の耐震化(屋根の軽量化)に利用できるもの
建物の耐震改修(屋根の軽量化など)に対して補助が出る制度があります。
一言で言えば、瓦屋根の葺き替え工事が補助の対象です。
瓦屋根は非常に重く、特に1981年(昭和56年)5月31日以前の旧耐震基準によって建築確認された建物は地震や台風などの自然災害によって倒壊するリスクがあると考えられています。
そうならないよう、建物を耐震化(屋根軽量化など)をすることで安全な地域生活を作るべく行われている制度が本制度です。
この制度の メリット | ①補助額が大きい ②多くの自治体がこの補助・助成を行っている |
この制度の デメリット | ①手続きが難しく、インスペクションや維持保全計画、リフォームの履歴の作成などを行わなくてはいけない ②屋根の軽量化だけでは耐震化が不十分な可能性がある(予算が増える) ③主に瓦屋根の葺き替え工事が対象と限定的 |
対象となる工事 | この制度の耐震改修工事、屋根の軽量化工事(瓦屋根の葺き替え工事) |
補助金額 | この制度の対象となる工事の1/3~2/3程度(上限200万円程度) 長期優良住宅化リフォーム推進事業の場合:すべての対象工事を併せて最大250万円 |
主な利用要件 | この制度の・制度のある市区町村内に住んでいる事 ・工事開始前に制度の申請を行う事 ・インスペクションを行い耐震改修が必要だと判断される事 など。 |
取り扱っている 主な団体 | この制度を市区町村、国土交通省 |
この制度が利用できる千葉県内の自治体や団体まとめ[詳細クリック]
⑤アスベスト撤去に利用できるもの
屋根材には現在では使用が禁止されているアスベストが含まれている可能性があり、特にアスベストの規制が厳しくなった2006年以前に建てられた建物はアスベスト入りの屋根材を使用している可能性が高いです。
このアスベストは解体・廃棄する際に高額な費用が発生するのですが、アスベストの解体撤去に掛かる費用を補助する制度があります。
特に屋根の葺き替え工事の際はこの制度の対象になることがありますので、2006年以前に建物を建てたという方は一度確認してみて下さい。
この制度の メリット | ①補助額が大きい ②多くの自治体がこの補助・助成を行っている |
この制度の デメリット | ①屋根工事ではなく、アスベストの解体撤去に掛かる費用のみ補助されるので、工事の全額ではない |
対象となる工事 | この制度のアスベストの解体撤去工事、屋根の葺き替え工事 |
補助金額 | この制度の石綿(アスベスト)調査:25万円 石綿(アスベスト)除去:対象となる経費の3分の2(最大600万円) |
主な利用要件 | この制度の・制度のある市区町村内に住んでいる事 ・工事開始前に制度の申請を行う事 ・アスベストの中でも吹き付けアスベストやアスベスト含有吹き付けロックウールが対象 など。 |
取り扱っている 主な団体 | この制度を市区町村 |
⑥太陽光パネルや太陽熱利用システムの設置に利用できるもの
屋根工事の中の太陽光パネルや太陽熱利用システムなどのエコ住宅設備設置に対して補助する制度もあります。
近年日本でも再生可能エネルギーの普及の動きは活発で、本制度は様々な自治体によって行われています。
エコ住宅設備の効果についてはさておき、興味のある方は多いはずです。
導入するのであれば絶対に制度は利用した方が良いので、ぜひ一度本制度について調べてみて下さい。
この制度の メリット | ①多くの自治体がこの補助・助成を行っている |
この制度の デメリット | ①太陽光パネルや太陽熱利用システムなどの設置の助成なので、限定的 ②そもそもの効果について否定的な意見がある ③メンテナンスの費用・維持費がかかるがこの部分は対象外 |
対象となる工事 | この制度の太陽光パネルの設置工事、太陽熱利用システムの設置工事 |
補助金額 | この制度の5万~15万円/台 こどもエコすまい支援補助金の場合:上限2万7千円/戸 ZEH支援事業:一戸当たり 定額55万円(条件により追加あり) |
主な利用要件 | この制度の・工事開始前に制度の申請を行う事 ・一定の基準を満たす製品を新品で導入する事 など。 |
取り扱っている 主な団体 | この制度を市区町村、千葉県、国土交通省、一般社団法人 環境共創イニシアチブ |
千葉県で補助金・助成金を使う際の注意点
補助金・助成金の申請は工事の前が原則!
外壁塗装や屋根修理リフォームに使う補助金・助成金の申請は工事の前が原則です。
もしこれを間違えてしまうと制度の対象にならず、補助金が支給されないため注意しましょう。
- 工事・リフォームの内容を確定
- 対象となる補助金・助成金制度の申込み
- 審査通過
- 工事の契約
- 工事開始
- 工事完了後に制度実施団体へ報告
外壁塗装や屋根修理リフォームに補助金・助成金制度を利用する際は、上記の流れで進めましょう。
期間内でも予算次第で終了してしまう可能性がある
多くの補助金・助成金制度は期間が設けられていますが、それとは別に制度には予算があります。
この予算は人気のある補助金・助成金制度ほど早く終わってしまい、制度期間内であっても利用できないという事が多々あります。
「制度の期間はまだ長いからゆっくり考えよう」
なんてことを考えていると、いつの間にか予算が終了していて結局補助金が利用できない。という方も沢山います。
皆さんが利用したいという補助金・助成金制度はきっと他の方も利用したいと考えています。
工事をするなら早めに制度の申込みを行いましょう。
どの業者に依頼しても良いわけではない
補助金・助成金制度は審査に通過したらどの業者に依頼しても良いという訳ではありません。
業者選びも要件に含まれている可能性が高いです。
たとえば市区町村で行っている制度は、その市区町村内に事業所を構えているリフォーム業者が対象となっている事がほとんど。
またこどもエコすまい支援事業などは、事前に制度に登録している事業者しか対応できないなどの縛りがあります。
外壁塗装や屋根修理リフォームに補助金を使うのであれば、補助金制度の対象になるかに加えてその事業所で工事を依頼して安心なのかについても良く考えないといけませんね。
屋根修理・屋根工事に使えるのは補助金だけじゃない!
屋根修理・外壁塗装には火災保険が使える
まだまだ多くの方が誤解しているのですが、実は屋根修理や外壁塗装工事には火災保険が利用できる可能性があります。
火災保険は建物に自然災害等の突発的な事故によって被害を受けた際、その被害を補償するための保険です。
そのため自然災害等による屋根工事や塗装工事を検討している方は絶対に火災保険が利用できるか確認を行ってください!
- 台風や突風などの風災被害
- 積雪や落雪などの雪災被害
- 雹などの雹災被害
- 浸水や洪水、がけ崩れなどの水災被害
- 雷などの落雷被害
- 地震の被害
など。
屋根修理・外壁塗装にはリフォームローンが使える
「工事をしたいが、どうしても手元にまとまった資金が無い」
という場合にはリフォームローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
リフォームローンとは文字通り、リフォームを行う場合に組めるローンのことです。
- 銀行
- 住宅金融支援機構
- クレジットカード会社
- リフォーム会社が提携しているローン
などで審査が可能です。
金利が発生してしまいますが、自己負担や担保なしで借り入れができる可能性があるので、検討してみましょう。
屋根修理・外壁塗装にはふるさと納税が使える
近年益々活発になっているふるさと納税ですが、一部の事業所ではふるさと納税を利用してリフォーム工事を行う事ができます。
ふるさと納税とはもともと翌年に収める予定の税金を使ってサービスを受けられるというものなので、利用できる場合はとてもお得です。
ふるさと納税検索サイトや、インターネットで「ふるさと納税 リフォーム」などで検索するといくつかのサービスがヒットしますので、興味がある方はこちらも利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は千葉県内の外壁塗装や屋根修理リフォームに利用できる補助金・助成金一覧をご紹介いたしました。
知らないだけで損をしてしまうので、リフォームを検討しているという方はぜひ有効活用してください。
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